【就活生必見】今注目されているリファラル採用についてメリット・デメリットをまとめてみた

2018年10月、経団連が就活ルールの廃止を決定しました。

これは2021年卒の就活生から、基本的に採用スケジュールが自由化されていくことを意味します。

ルールが撤廃されはしたものの、今すぐに採用スケジュールが急に変化するわけではありません。

しかし、間違いなく就職活動は1つの大きな転換点を迎えています。

 

そんな中、採用方法も多様化しつつあり、新しい採用方法が多く出てきています。

今注目されている採用方法の1つに「リファラル採用」があります。

 

 

今回はその「リファラル採用」について、この制度自体のメリットとデメリットをまとめ、就活生への影響もまとめていきたいと思います。

 

 

リファラル採用の概要

リファラル採用とは?

リファラル採用とは、社員や内定者の知人・友人を紹介して新しい人材を採用する、という採用手法です。英単語「referral」は「紹介」「推薦」という意味で、アメリカのベンチャー企業などで多く導入されているそうです。

日本ではもともと中途採用で取り扱われる方がメインでしたが、近年では新卒の採用にもこの手法が扱われ始めています。

企業はこの制度を取り入れることで、既にその企業で働いてる社員に似た価値観の人材や同じレベル感の人材を効率よく確保することができます。さらに、人材を紹介した社員には何らかのインセンティブを設けている企業も多く、友人や知人と共に働けるということもあり社員側のモチベーションも高くなるのです。

 

注目されている背景

では、なぜ今注目されているのか。

理由は簡単に言うと2つで、

「深刻な人手不足」「採用コストの膨張」です。

 

深刻な人手不足

日本の人口は近年一貫して減少傾向にあり、生産年齢人口(15〜64歳)も同じように減り続けています。国立社会保障・人口問題研究所は、生産年齢人口は2015年の7,728 万人から、2040年には7000万人近くまで減少すると予想しています。

人口が減り続けるということは、働き手もどんどん少なくなっているということです。厚生労働省によると、平成30年12月の有効求人倍率は1.63倍で、かなりの高水準になっていることがわかる。

 

補足

有効求人倍率が1.63倍とは、企業1.63社が1人の人材を取り合っている状態。

俗にいう「売り手市場」

 

 

ゆってぃ
要は、人が圧倒的に足りてない!!

 

 

採用コストの膨張

採用したい人材が減り続ける一方で、企業は自社に合う人材を採用していかなければなりません。

しかし、企業は採用するのに多大なるコストをかけています。

2019年卒マイナビ企業新卒内定状況調査によると、入社予定1人に対する採用単価は約53.4万円だそうです。

 

外部コスト

  • 求人広告費
  • 説明会会場費
  • 会社案内の制作費

 

内部コスト

  • 人件費
  • 交通費
  • 宿泊費

だいたいこのような費用がかかってきています。

 

このような状況で従来の採用方法を続けていると、採用費用が膨張する上に人材が採用できないという状況に陥りやすいです。

なのでコストを抑えつつ、優秀な人材をマッチング出来るリファラル採用が注目されているのです。

 

 

コネ採用との違いは?

リファラル採用とよく勘違いされやすいのが「コネ採用」です。要は、社員に媚び売って紹介してもらって楽に入社させてもらえる、みたいな誤解も生まれやすいのではないかと思います。

「リファラル採用」と「コネ採用」の明確な違いは「確実に採用されるか否か」です。

コネ採用とはいわば、社内の権力者の紹介によって採用されるため、人材の適正が合わなくても入社するのはほぼ確実です。しかしリファラル採用は、紹介するまではコネかもしれませんが、その後の選考基準は他の採用手法と同じです。なので確実に採用されるわけではありません。

 

 

リファラル採用のメリット

ここからは企業がリファラル採用するメリットについて、まとめていきます。

採用コスト削減

まず1つ目のメリットは採用コストが削減できることです。上述した通り、人を1人採用するには多額のコストが発生しています。それは、ナビサイトに求人を出したり、就職・転職エージェントに人材紹介料を払ったり、会社説明会を開くにも費用はかかります。

しかし、こういった従来の採用方法を辞め、リファラル採用にすることで、大幅に採用コストを減らせることが大きなメリットの1つだと思います。その分で浮いたお金を新規事業の投資に当てたり、社内制度の拡充や給料UPにつなげることもできます。つまり、リファラル採用は企業にとってコストを減らすという面ではかなり有用なのです。

 

高確率で優秀な人材を確保できる

2つ目のメリットは高確率で優秀な人材を確保できるということです。「優秀」の定義は企業によって違いますが、ここでは「企業に合った人材」という意味で使わせて頂きます。

すでにその企業の社風や価値観が浸透した優秀な社員が選ぶ人材なので、企業が求めるスキルを持っている人材だということが期待できます。さらに、企業への理解が最初から一定レベル保証されるため、コミュニケーションコストも削減できることもあります。つまり、企業は少ないアプローチで優秀な人材に出会える確率が高くなるということです。

 

定着率が高い

3つ目のメリットは、人材の定着率が高いことです。

入社前に企業の情報を気軽に聞けることや、入社した後でも友人や知人がいるということが安心感に繋がり、結果として入社後の定着率も高まります。

実際に働いている社員から得られる情報の鮮度は高いでしょうし、仕事上の悩みを相談できる人が入社する時点で確実にいるという状況だと、確かに人材の定着率が高まるのも納得できます。

 

 

リファラル採用のデメリット

ここからはリファラル採用のデメリットについてまとめていきたいと思います。

 

人間関係に支障が出やすい

1つ目のデメリットは、人間関係に支障が出る可能性もあることです。これは、社員が友人や知人の中から人材をリファラル採用で選考フローに乗せたはいいが、適性が合わず選考を落ちてしまった時に発生してしまうことが多いようです。

ある程度の関係性が築かれているが故のリスクではありますが、これを防止するにはあらかじめ不採用の可能性もあることをしっかりと伝えておくことだと思います。

 

社員によって採用基準が違う

2つ目のデメリットは、社員によって採用基準が変わってくるリスクがあることです。社員の友人や知人を紹介する制度なので、その人達にとって「自分と合う」人材を選ぶことが結果として良い採用に繋がるのを期待できるのがリファラル採用です。しかし、社員それぞれの「自分に合う」基準がバラバラなので、それ故に人材の採用基準が曖昧になってしまうリスクもあります。

そうならないためにもあらかじめリファラル採用を導入する時は、事前に人材の採用条件を言語化し、社員に共有しておく必要があるのではないかと思います。

 

人材の多様性が失われる

3つ目のデメリットは、人材の多様性が失われるという点です。リファラル採用は優秀な社員と同じ価値観を共有できて同じようなレベル感の人を集められるというのがメリットですが、逆にいうとそこばかりに注力すると、人材の多様性が失われてしまいます。

これを防止するためには、リファラル採用と従来の採用方法のバランスをしっかり取ることが重要です。採用目標を決めた時にリファラル採用で目標数全てを囲うのではなく、しっかり新しい価値観を持っている人材へのアプローチも忘れないようにしたいですね。

 

就活生への影響

次は、就活生にとってどういう影響があるか説明していきます。

 

内定率は14倍に?

もともと中途採用に広く導入されていたリファラル採用ですが、近年では新卒採用にも導入する企業も増えています。SNSの普及ということを背景に、友人・知人の紹介で入社するケースも増えています。

さらに、株式会社MyRefer(マイリファー)の調べでは、リファラル採用での内定率は通常選考の内定率に比べ、内定率が14倍高くなることが分かっています。内定が欲しい就活生にとっては、嬉しい情報ですね。

 

補足

通常応募:内定率1.4%

リファラル採用:内定率20%

 

<リファラル採用実施企業500社の実態調査にて判明> イマドキの若者は先輩・知人の声で就職先を決めたい 新卒リファラル採用応募からの内定率が通常の14倍に

 

 

選考フローが短くなる

選考フローが短くなることも就活生にとっては有難いことなのではないでしょうか。リファラル採用においては、ある程度社員が紹介する時点で人材を精査するので、紹介された人材と企業のコミュニケーションコストは下がりますなので、その分選考フローが短縮されます。

都会に住んでいない就活生にとって、何度も東京に出ることは費用もかさみ苦しい現状にあります。そんな中リファラル採用が広まれば、そういった就活生の現状も変えられるのではないかと思います。

 

辞退しづらい

逆に就活生にとって良くない影響と言えば、精神的に辞退し辛いということがあります。これはやはり懇意にしている方からの紹介で内定を頂けた場合には、真面目な就活生ほど辞退するのは申し訳ないという思いが強くなることから起こり得る可能性があります。

しかし、自分が入社前にミスマッチだと感じている場合、双方にとってメリットはありません。企業側からしてもその人材の定着率が悪化するため、良くないからです。

なので、リファラル採用の際はしっかりと紹介をする社員と紹介される学生の間で信頼関係を築いていくことが必要です。

 

リファラル採用をもっと活用しよう

最初にも言いましたが、リファラル採用はコネ採用ではありません。なので大学の先輩や知り合いの社会人が紹介を進めてきたとしても、怪しむ必要はありません。就活生にとっても企業にとってもメリットが大きい為、一度お話を聞くことを強くお勧めします。

 







ABOUTこの記事をかいた人

ゆってぃ

大学生活ラスト2ヶ月| 3歳で両親が離婚・19歳で母親を失う▶︎1人で生きる力を身につける標的ブロガーに▶︎去年の夏に挫折するも1月から再開←今ココ|人間関係や心理学について発信中|【目標】社会人になるまでに月収5桁|【夢】家族も大切にできるお父さん